
◆02年08月27日→09月07日◆第3回うおのめ文学賞 この人が選んだこの10作
「ショート・ストーリー・ファイトクラブ(SSFC)」の主旨は「作者同士の切磋琢磨とファイト」ですが、「うおのめ文学賞」は違います。「うおのめ文学賞」の主旨は「作者同士の親交と才能の育成」です。この「親交と才能の育成」の場を「ぬるま湯」という比喩を用いて批判することは簡単ですが、理解は批判より難しい。
理解を助けるため、両者の違いをスポーツに喩えます。
スポーツには、武道や格闘技のように、攻撃によって相手に直接的なダメージを与えるものもありますが、陸上・水泳・体操などの競技は、相手に直接的なダメージを与えてはいけない。(球技の場合、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボールなど格闘技に近いものもあれば、ゴルフやテニスのように競技に近いものもあります)
WEBの小説イベントに参加する場合、格闘技的なファイトをやりたければ「SSFC」に、競技的なパフォーマンスをやりたければ「うおのめ文学賞」に、と、性格の違いをよく理解した上で参加しましょう。
「第6回SSFC」で言ったように、ボクは人気投票に興味がないです。「第3回うおのめ文学賞」にも投票所がありますが、ボクはほとんど見ていないので、どの作品が票を集めているか知りません。票をたくさん集めている作品を「感想掲示板」で叩くとか、一票も入ってない作品は可哀想だとか、ボクにはそういう政治的なバランス感覚はありません。
文学賞は作者の才能を認めるだけであり、作者に才能を与えるわけではない。また、文学賞で高く評価されるためには、才能以外に運も必要です。作者に才能があれば、ボクが認めなくても、誰かが認める。サッカーの世界で言えば、中村俊輔の才能は、フィリップ・トルシエには戦略的に不要でも、セリエAのレッジーナには必要です。「SSFC」や「うおのめ文学賞」で反応が鈍いから、評価が低いからと言って、その作者に才能がないとは言えない。
「うおのめ文学賞」には〈短編小説〉〈掌編小説〉〈児童文学〉〈詩〉〈短歌・俳句〉〈エッセー〉と6部門がありますが、ここでは短編小説部門と掌編小説部門に限定して「この人が選んだこの10作」を紹介します。
「自分のベスト10も載せて欲しい」という方は、メールまたは掲示板でお知らせ下さい。短編小説部門6作品以内、掌編小説部門4作品以内なら、何作品でもかまいません。
◆短編小説部門◆
| 作品【作者】/選考者 | 火鳥冬星 | 凹シュウ | 夢童子 | 横丁当番 | 鈴々堂 |
| 01 いつも二人で音楽を【小林美穂】 | ○ | ||||
| 03 先生は空を二回飛んだ【彩木映】 | ○ | ○ | |||
| 06 ネクロフィルハルモニア【火鳥冬星】 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
| 07 井戸を掘る人【蛙の庭】 | ○ | ||||
| 08 ポップ・オニオン【鈴々堂】 | ○ | ||||
| 10 ミシン【魚住なりす】 | ○ | ○ | |||
| 12 春まで歩く【POMUTA】 | ○ | ○ | |||
| 14 遠雷【風月】 | ○ | ||||
| 17 ハイヘルツの丘【浅古実】 | ○ | ||||
| 20 アトリエ【桔梗鈴】 | ○ | ||||
| 23 失業者【iuaoiio】 | ○ | ○ | ○ | ||
| 24 ありさの放送局【放射朗】 | ○ | ||||
| 26 常盤公園のイチョウ【横丁当番】 | ○ | ○ | ○ | ||
| 27 翳りゆく部屋の中で【白野田真知】 | ○ | ||||
| 28 1969【金子真悟】 | ○ | ||||
| 29 安芸銀山城秘伝【つかさまこと】 | ○ | ||||
| 30 全自動演奏機械【山田亮】 | ○ | ○ |
◆掌編小説部門◆
| 作品【作者】/選考者 | 火鳥冬星 | 夢童子 | 横丁当番 | 鈴々堂 |
| 05 世界【岩舘野良猫】 | ○ | |||
| 07 送り火【海野瑞樹】 | ○ | ○ | ||
| 11 塀の外へ【青井上隆】 | ○ | ○ | ○ | |
| 12 1m60cmの文学少女【hiromiy】 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 13 卵【水瀬流】 | ○ | |||
| 19 眠れぬ夜に俺は【夕才】 | ○ |